保冷も保温もOK!素材や性能から選ぶおすすめのマグカップ

アウトドアにはソロキャンプやファミリーキャンプ、登山やチェアリングなど、さまざまな楽しみ方があります。そんなシーンに共通しているのは、何かを飲むというひととき。
朝の澄んだ空気の中で飲むコーヒー、昼間の陽射しの下で楽しむビール、焚き火を囲みながら味わうスープ。
どれもアウトドアだからこそ特別に感じられる一杯です。
冷たいものは冷たいまま、温かいものは温かいまま。そんな時間を支えてくれるのがマグカップです。
一方で、アウトドアでは「持ち運びに不便」「割れやすい」「ゴミや虫が入りやすい」といった悩みもつきもの。だからこそ、保温・保冷性能や耐久性、使いやすさなどを考えて選ぶことが大切です。
今回はマグカップの性能や素材の違いを中心に解説し、アウトドアはもちろんご家庭でも活躍するおすすめアイテムをご紹介します。
目次
マグカップを選ぶ時のポイント
マグカップを選ぶとき、どのようなことをチェックするのが良いでしょうか。もちろんシンプルに一目惚れしたようなものがあれば、それが一番と言えるかもしれません。
しかしキャンプなどのアウトドアレジャーで使うことを中心に考えると、他にもチェックしておきたいポイントがいくつかあります。
- 保温/保冷性能の違い(真空二重構造と中空二重構造)
- 素材の違い(ステンレスとチタン)
- 容量
- ハンドル(持ち手)の特徴
ここではこの4点について解説していきます。
1. 保温/保冷性能の違い(真空二重構造と中空二重構造)
真空二重構造

二枚の金属の間を「真空状態(空気が無い)」にすることで、熱の移動を大幅に防ぐ仕組みです。
熱は空気を伝って逃げていきますが、真空には空気が存在しないため、外気の影響をほとんど受けません。そのため保温力・保冷力ともに非常に高く、長時間飲み物の温度をキープできるのが大きな特徴です。
アウトドアで「コーヒーを温かいまま楽しみたい」「真夏でも冷たい飲み物を長く味わいたい」という場合に最適です。
真空二重構造のマグカップは、熱い飲み物でも、手に熱が伝わりにくので持ちやすく、冷たい飲み物は結露しにくいので、テーブルが濡れないのも特徴です。
中空二重構造

二枚の金属の間に「空気の層(真空ではない)」をつくる構造です。
外側からの熱伝導を空気の層がある程度防いでくれるため、シングル構造(1枚の金属だけ)よりは断熱性が高いのがポイント。
ただし真空二重構造と比較すると保温/保冷性能はやや落ちるため、飲み物の温度は徐々に外気の影響を受けます。
とはいえ構造がシンプルな分、軽量に作りやすく、価格も真空二重構造と比べリーズナブルになりやすいので、手軽に使いたい方におすすめです。
いずれにせよ、どちらも保温/保冷性能としては十分にあると言えますので、見た目や価格、素材や容量などとも合わせて選ぶと良いでしょう。
2. 素材の違い(ステンレスとチタン)
マグカップに使われる素材としてはステンレスが多く、他にもチタンやプラスチック、ホーローや木などがあります。
今回はステンレスとチタンについて解説します。
ステンレス製のマグカップ
アウトドア用マグカップで最も一般的なのがステンレス製です。サビに強く耐久性が高いため、多少乱暴に扱っても壊れにくいのが魅力。
また、真空二重構造との相性が良く、保温・保冷性能に優れているのも大きな特徴です。
その一方で重量はやや重め。バックパッキングなど荷物を軽くしたい場面では負担になることもありますが、総合的な使いやすさから、初めてのアウトドアマグとしてもおすすめです。
耐久性が高いので、もちろんご家庭でも長く愛用いただけるでしょう。
チタン製のマグカップ
チタン製マグカップは、とにかく軽量で丈夫という点が最大のメリットです。バックパッカーや登山など、装備を極力軽くしたいシーンで重宝されます。
具体的には、チタンはステンレス鋼の60%の軽さ、鉄の約2倍の強度があります。
また、チタンとステンレスはどちらも錆びにくいですが、ステンレスよりも錆びにくく(耐海水性に優れており、海水に強い)、長持ちするという特徴があります。
また金属臭が少なく、飲み物本来の味を損なわないのもポイント。
ただし、チタン製のマグカップの直火につきましては、焼けや変色を起こすため直火はNGとしています。。
チタン製に限らず、マグカップは基本的に直火にかけるようなことは推奨しておりません。万が一高温になってしまった場合は、十分に注意して扱ってください。
チタン製マグカップにも真空二重構造/中空二重構造のものがありますが、価格はステンレスに比べて高くなりやすいです。なので軽さと携帯性を優先したり、素材にこだわる人におすすめです。
他にプラスチック製、ホーロー製、木製など、それぞれに特徴や良さがあります。
いろんなマグカップがありますので、素材面からもチェックしてみると良いでしょう。
3. マグカップの容量
マグカップの容量はだいたい下記のように分類が可能です。
- 200~250ml
- 300~350ml
- 450~500ml
基本的に300~350mlが標準サイズと言えますので、迷った場合はこのサイズのものを選ぶと良いでしょう。
特に大きなものをお探しの場合は500ml、もっと大きいものをお探しでしたら1Lサイズというのもあります。1Lになると、マグカップというよりはジョッキサイズになりますね。
同一サイズのマグカップで揃えた方が、収納面や並べた時の見栄えも良いですが、もしどれか1つに絞る必要があれば大きめのものを選んでおくと良いでしょう。
220ml

チタン製 シングルマグカップ220
300ml

CS 真空折りたたみハンドルマグカップ300(シルバー)
500ml

真空折りたたみハンドルマグカップ500(ブラック)
4. ハンドルの特徴
マグカップのハンドルは一般的にはボディと同一素材のものが多いでしょう。
ワイヤーハンドルや折りたたみできるハンドルなど多様性があります。
ハンドル自体は持ちやすさが一番大切ですが、デザインとして見た感じで選んでみるのも良いでしょう。
ステンレスボディに木製のハンドルというマグカップもありますので、好みのものを探してみるときっと楽しいでしょう。

UH-2024
モンテ ダブルステンマグカップ350(カーキ)

UE-3629
モンテ ダブルステンレスマグカップ300(ブルー)

UE-3596
CS 真空折りたたみハンドルマグカップ300(ブラック)
マグカップの蓋について
アウトドア、特にキャンプ中は飲みかけのまま場を離れたり、別の作業をしていることも多くなるでしょう。
そんな時にキャンプの天敵でもある虫やゴミや炭などがマグカップの中に入ることがあります。
それを防ぐために蓋があると便利です。
最初から蓋が付いているマグカップもありますし、飲み口のサイズと合わせた別売りの蓋もあります。
別売りのものは基本的にマグカップと同一メーカーのものを選ぶようになります。
屋外では虫やゴミの侵入を防ぎ、蓋をすることで保温・保冷効果も高まります。
またご家庭でも、うっかり倒した時にこぼれにくくなるのでおすすめです。

マグカップ300用フラップ(クリア)

マグカップとタンブラーの違い
簡単に言えば「持ち手が付いている方がマグカップ、付いていないのがタンブラー」です。
マグカップ
取っ手が付いており、片手でもしっかり持てるのが特徴です。
コーヒー、紅茶、スープなど「温かい飲み物」にも適しています。熱い液体でも取っ手があるため持ちやすく、飲むときの安心感もあります。食事に使う場合もマグカップの方が良いでしょう。
もちろん保冷性能の高いものなら冷たいビールも美味しく飲めます。
タンブラー
取っ手がなく、円筒形のシンプルなデザインのものが多いですが、特徴的な形状のタンブラーも最近は見返るようになりました。
ビールや炭酸飲料、アイスコーヒーなど「冷たい飲み物」に適しています。長時間保冷できるため、夏場に特に活躍します。
真空二重構造のタンブラーなら温かい飲み物を入れても持ちやすくおすすめです。

モンテ ダブルステンマグカップ250(シルバー)

「香る」真空二重タンブラー240(ブラック)
直火について
チタン製のマグカップを直火にかけることは、火傷する可能性があり危険ですのでやめましょう。
また二重構造(真空/中空どちらも)のものも直火はやめましょう。内部の圧力が高まり大変危険です。
おすすめのマグカップ
モンテ ダブルステンマグカップシリーズ(木製ハンドル)
- 中空二重構造で保温・保冷にオールシーズン使用可能です。
- 木製の取っ手で手に馴染む木のぬくもり。
- 250mlと350mlの使いやすい2サイズ展開。
- それぞれシルバー・カーキ・ブラックの3色から選べます。
モンテ ダブルステンレスマグカップ300シリーズ(ワイヤーハンドル)
- 真空二重構造で保温・保冷に1年中使用可能なマグカップです。
- ワイヤーハンドルでループロープやハンガーなどに引っ掛けての収納が可能です。
- 姉妹品のモンテダブルステンレスマグカップ350へスタッキング収納が可能です。
- ブラック・カーキ・ブルー・イエローの4色から選べます。
CS 真空折りたたみハンドルマグカップシリーズ(ワイヤーハンドル)
- 真空二重構造で保温・保冷ができる、オールシーズン使用可能なハンドル付きマグカップです。
- 折りたたみ式のワイヤーハンドルタイプなので、収納・持ち運びに便利です。
- 300mlと500mlの2サイズ展開です。
- 300mlは同シリーズの500mlマグの中にスタッキングが可能です。
- シルバーとブラックの2色から選べます。
スタッキングも可能:300ml→500ml


チタン製 ダブルマグカップシリーズ(折りたたみワイヤーハンドル)
- 中空二重構造で保温・保冷にオールシーズン使用可能なチタン製マグカップです。
- 折りたたみ式のワイヤーハンドルで使い勝手がよく、収納にも便利です。
- 軽量、ステンレス鋼の60%の軽さ。
- 熱による変形が少ない(熱膨張率はステンレス鋼の約1/2・アルミニウムの約1/3)といわれるチタニウムは、軽くて耐久性・耐食性に優れ、金属臭がないなどの特性を持つ新素材です。
- 表面加工をシリコン樹脂塗装にすることで、皮脂によるベタつき等を抑制する効果があります。
- 220ml, 300ml, 450mlの3サイズ展開です。
サイズ比較:チタン製ダブルマグカップ

スタッキングも可能:220ml → 450ml


チタン製 シングルマグカップシリーズ(折りたたみワイヤーハンドル)
- 折りたたみ式のワイヤーハンドルで使い勝手がよく、収納にも便利です。
- 軽量、ステンレス鋼の60%の軽さ。
- 熱による変形が少ない(熱膨張率はステンレス鋼の約1/2・アルミニウムの約1/3)といわれるチタニウムは、軽くて耐久性・耐食性に優れ、金属臭がないなどの特性を持つ新素材です。
- 表面加工をシリコン樹脂塗装にすることで、皮脂によるベタつき等を抑制する効果があります。
- 220ml, 300ml, 450mlの3サイズ展開です。
サイズ比較:チタン製シングルマグカップ

スタッキングも可能:220ml → 450ml


マグカップの蓋
虫や埃の侵入を防ぎ、飲み物を清潔に保つことができます。
また蓋をすることで保温・保冷効果も高まります
さらには、倒した時にこぼれる量を減らせることもあり、キャンプだけでなく、ご家庭での使用もおすすめです。
マグカップ300用フラップ(クリア/クリアブラック)
- クリアとクリアブラックの2色展開
- 真空二重マグカップにセットして、ホコリなどの侵入を防ぎます。
- スライドパーツ付きなので、飲み口を塞ぐ事が可能。(完全密閉ではありません。)
- スライドパーツはパッキン付きで、なめらかな操作感。
キャプテンスタッグの適合マグカップ
モンテ ダブルステンレスマグカップ300シリーズ
真空折りたたみハンドルマグカップ300シリーズ
マグカップ350用フラップ(クリア/クリアブラック)
- クリアとクリアブラックの2色展開
- 真空二重マグカップにセットして、ホコリなどの侵入を防ぎます。
- スライドパーツ付きなので、飲み口を塞ぐ事が可能。(完全密閉ではありません。)
- スライドパーツはパッキン付きで、なめらかな操作感。
キャプテンスタッグの適合マグカップ
モンテ ダブルステンレスマグカップ350シリーズ
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