初心者にもおすすめのテント 張りやすいのは吊り下げ式テント

初めてのキャンプで一番緊張する瞬間、そして手間取ってしまう事といえば、テントを張ることではないでしょうか。
「説明書を見ても分かりにくい」
「ポールの通し方が合っているのか不安」
「周りのキャンパーさん達の目が。。。」
そんな声が、キャンプ初心者さんたちから聞こえてくることもあります。
せっかく自然の中でのんびりしたいのに、楽しみにしていたキャンプなのに、最初からバタバタしてしまうのはもったいないですよね。
どんなに立派なテントを選んでも、設営に時間がかかってしまうと、それだけで疲れてしまいます。
逆にここをスムーズにクリアできれば、その後の食事やアクティビティなどを楽しむ十分な余裕ができるとも言えますね。
そこでおすすめしたいのが張りやすいテントを選ぶという考え方です。
キャンプを気持ちよくスタートさせるための第一歩は、設営がシンプルで失敗しにくいテントを選ぶことにあります。
そのためには
・そもそもどんなテントがあるのか?
・設営が簡単/難しいとは何なのか?
こういったことも少しは知っておくと良いでしょう。
今回は初心者の方にもおすすめの張りやすいテントについてご紹介していきます。
テントの種類をざっくりと知っておこう
テントにはさまざまなタイプがあります。代表的なものを挙げると、次の8つの種類(タイプ)になります。
- ドームテント
-
軽量さと収納時のコンパクトさから主流となっているタイプです。大きさも様々です。
- ツールームテント
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ドームテントの外幕を延長し、リビングスペースも確保したタイプです。
- ワンポールテント(ティピー)
-
中央を1本のポールで支える円錐型テントです。おしゃれな外観と設営の手軽さが人気です。
- ソロテント
-
文字通り1人用のコンパクトなテントのことです。近年流行のソロキャンプやツーリングなどに最適なテントです。
- シェルターテント
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「フロア(床面)のないテント」のことを言います。屋根と壁があり、開放的で汎用性があるのが特徴です。
- ポップアップテント・ワンタッチテント
-
広げるだけですぐに使えるポップアップテントや、フレームを傘のように広げて簡単に設営できるタイプなど、いろんな種類があります。一般的には日帰りレジャーなどで使用されるものが多いです。
- ロッジ型テント
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居住空間が広く、室内の快適性の高さから、90年代は中心となっていたモデルです。
- オリジナルテント(個性派・多用途)
-
メーカー各社によって特徴があり、上記の7種類に分類されないテントをオリジナルテントと表することがあります。
どのタイプのテントにもメリット・デメリットがありますが、初心者が「まず一つ買ってみたい」と思うならドーム型テントが良いのではないでしょうか。
またその中でも「張りやすさ/設営しやすさ」という点から【吊り下げ式のテント】をおすすめします。
テントの種類や選び方についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひお読みください。

「吊り下げ式テント」ってどんな仕組み?
吊り下げ式テントとは、その名の通りインナーテント(寝室部分)をフレームに吊り下げて設営する構造のテントです。
ポールを組み立てたあと、フックをカチッと掛けていくだけ。これでインナー部分がポールに吊り下げられた形で固定されます。
従来のテント(とは言ってもかなり前のモデルですが)は、ポールをインナーテントやフライシートのスリーブ(筒状になった部分)に通す必要がありました。これが非常に手間であり、また間違ったポールを通すとやり直しということもありました。
吊り下げ式テントはそれが不要です。
「ポールをどっちから通すんだっけ?」と迷う時間がなくなります。手順が視覚的に分かりやすいので、直感的に設営できるのが大きな魅力です。
また最近のテントはポールが色分けされていたり、一体式となっていてバラさずに組み立てられるものなど、多くの工夫が施されており安心して設営することができます。

「吊り下げ式テント」のメリット:初心者が助かる簡単設営
吊り下げ式テントの最大の魅力は、やはり「設営が楽」という点です。
手順をざっと見てみましょう。
*テントの下に最初に敷くシートが必要です。忘れずに準備しておきましょう。
*色分けされたポールや一体式のポールなどがあり、簡単に組み立てられるので安心して取り組みましょう。
*インナーテントを先に広げてからポールを立てるなど、モデルによって多少変わりますが、おおよその手順に差はありません。(取扱説明書をよくご確認ください。)
*必要に応じてガイドロープやペグを増やしましょう。
慣れてくると、10〜15分ほどで一人でも設営可能です。
UA-40 トレッカーソロテントの組み立て動画
撤収もスピーディー!疲れた朝でも簡単片付け
設営が簡単ということは、撤収も簡単になります。
キャンプの朝は、夜の冷え込みや寝不足で少し億劫になるものですが、吊り下げ式ならサッと片付けられます。
簡単に撤収できるということは、後から片付けることも億劫にならないと言えますね。
キャンプ場を後にするまでに、テント以外にも片づけなければいけないものはたくさんあります。
他のものを片付けている間にテントを乾かす時間が十分に取れるのも、設営/撤収が簡単なテントの良い点です。
初心者が選ぶなら「小型な吊り下げ式ドームテント」が良い?
キャンプ初心者の方は、やはり最初のうちは設営/撤収の簡単なものが良いでしょう。ここまで述べてきたように「吊り下げ式のドームテント」がおすすめです。
何人でキャンプをするのかによりますが、ソロキャンプまたは2人キャンプなら2~3人用のドームテントから始めてはいかがでしょうか。
ドームテントは室内の広さや天井の高さもありますので、テント内でも十分に過ごしやすいと思います。ソロキャンプでも、室内が広ければ荷物の収容もできるので安心してキャンプできるでしょう。
もしツーリング等で持ち運びに懸念がある場合は、吊り下げ式のソロテントもありますので検討してみると良いと思います。

UA-61 トレッカー アルミテント2UV(カーキ)
慣れてきたら大型テントへステップアップ
テントの設営も上手くなり、キャンプにも慣れてきたら「ツールームテント」や「シェルターテント」のような、大型テントに挑戦してみるのも良いステップになるでしょう。
特にシェルターテントで「土間スタイル」のキャンプをしてみたり、ツールームで居住とリビングを上手く使い分けてみたり、キャンプの幅がぐっと広がることで、新しい楽しみが見つかるでしょう。

UA-63 トレッカー キャンプベースソロUV(カーキ)
張りやすいテントでキャンプをもっと気楽に楽しもう
テントはキャンプの家でもあります。安心して過ごすためにとても大切なものです。
しかし、家を建てるのに時間がかかりすぎると、それだけで疲れてしまいますね。
吊り下げ式のテントは、初心者でも短時間でスムーズに設営できる頼もしい味方。
最初のキャンプを気持ちよくスタートさせるために、「設営のしやすさ」を基準に選んでみてはいかがでしょうか。
張りやすいテントを選べば、自然の中で過ごす時間がもっと豊かになり、「また行きたい」と思えるキャンプを体験できるでしょう。
テント設営に必要なもの
テントだけを買って安心してはいけません。テントの設営時に必要なもの、テント内で少しでも快適に過ごすために必要なものがあります。
ここでは必須アイテムとして2つご紹介します。テントの付属品として付いていないものがほとんですので、しっかり押さえておきましょう。
グランドシート
グランドシートを敷くことで、テントフロアが地面に直接触れないため、汚れや底面に傷がつくのを防ぎます。
同じメーカーであれば、専用のグランドシート、またはフロアのサイズごとに適正なグランドシートが別途用意されいることもありますので、しっかり確認して準備しましょう。
※お持ちのテントより10cm~20cm小さいシートを使用してください。
専用のシートや、サイズが合うものが無い場合は一般的にブルーシートで代用することも可能です。その場合は、テントのフロアよりはみ出さないように、内側に折って使用しましょう。シートがフロアよりはみ出ていると、結露がテントのフロア下に溜まってしまうことがあります。
フロアマット
テント内は地面の凹凸や冷気などがダイレクトに伝わってきます。何も準備せずに、そのままテント内に座ったりくつろいだりすることは難しいと考えた方が良いでしょう。
グランドシートは、基本的にはテントの汚れや湿気を防ぐためのものなので、快適さには繋がりません。
テント内のフロアに敷く、フロアマットは一緒に準備しておくと良いでしょう。
また寝袋で寝る時にもマット類が必須と言えます。マットやコット(ベッド)などいろんな種類がありますので、しっかりチェックして準備しておきましょう。
ハンマー
テント設営には、ペグを打ち込むためのハンマーが不可欠です。
ハンマーにはペグを打ち込むための打撃面と、撤収時にペグを抜くためのペグ抜き機能が付いているものが多く、セットで準備するのがおすすめです。
一般的にテントの付属品としてペグが付いていますが、ハンマーが付いていないケースが多いです。ですのでハンマーを忘れないように注意しましょう。合わせて予備のペグ等も持っておくと良いでしょう。
おすすめの吊り下げ式テント
ドームテント

- 居住性をプラスした快適装備の2人用アルミテント。
- A式フレームにセンターポールをプラスする事で上部空間を広くでき居住性をアップ。
- 吊り下げ式インナーテントで設営・撤収がスピーディー。
- 左右に開閉可能なベンチレーションを装備。
- インナー側面にメッシュを装備。
- 軽量なアルミニウム製ポール。
- 色分けされたポールはすべてショックコードで繋がっているため、初心者でも感覚的に組み立てられ、迷わず設営できます。
- ガイドロープ(ガイロープ)がフライシートに取付済ですので、紛失を防げ、次の設営も楽になります。
- 収納に便利なキャリーバッグ付き。







設営手順を確認してみよう
吊り下げ式インナーテントのドーム型テントは、設営/撤収が手軽でスピーディに可能です。
実際の手順を図解していますので、確認してみましょう。


| 製品サイズ(約) | フライ:210×255×H115cm インナー:210×135×H105cm |
|---|---|
| 収納サイズ(約) | 44×14×14cm |
| 重量(約) | 2.6kg |
| 材質(品質) | フライ:ポリエステルリップストップ210T(PU2,000mm)UV加工、撥水加工 インナー:ウォール=ポリエステル185T(通気性撥水加工)、メッシュ=ポリエステルノーシームメッシュ、フロア=ポリエステルOXF150D(PU3,000mm) ポール:アルミニウム合金φ8.5mm |
| 付属品 | ガイドロープ2本、アルミペグ8本、ポール用収納袋1枚、ペグ用収納袋1枚、キャリーバッグ1枚 |
ソロテント

- 快適装備をプラスした本格的なソロテント。
- A式フレームに吊り下げ式インナーテントの採用で設営と撤収が簡単スピーディー。
- 左右にベンチレーション、インナー側面にメッシュを採用した、空気を取り入れる快適装備。
- 色分けされたポールはすべてショックコードで繋がっているため、初心者でも感覚的に組み立てられ、迷わず設営できます。
- ガイドロープ(ガイロープ)がフライシートに取付済ですので、紛失を防げ、次の設営も楽になります。
- 収納バッグ付き。







| 製品サイズ(約) | フライ:210×140×H110cm インナー:210×100×H103cm |
|---|---|
| 収納サイズ(約) | 39×18×18cm |
| 重量(約) | 2.16kg(本体:フレーム・バッグのみ1.99kg) |
| 材質(品質) | フライ:ポリエステルリップストップ210T(PU2,000mm)UVカット・撥水加工 インナー:ウォール=ポリエステル185T(通気性撥水加工)、フロア=ポリエステルOXF150D(PU3,000mm)、メッシュ=ポリエステルノーシームメッシュ ポール:アルミニウム合金φ8.5mm |
| 付属品 | ガイドロープ3本、アルミペグ10本、ポール用収納袋1枚、ペグ用収納袋1枚、バッグ1枚 |
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