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寝袋(シュラフ)の種類と選び方

寝袋(シュラフ)の種類と選び方 ヘッダー
テント内の寝袋(シュラフ)のイメージ

キャンプの夜を快適にするおすすめの寝袋(シュラフ)

キャンプの夜、特にテントで過ごす時に重要になるアウトドアグッズが「寝袋(シュラフ)」です。

アウトドアの夜は天候の変化、気温の低下、ゴツゴツした地面、地面からの冷却など、以外と厳しい環境になることが多いものです。そんなアウトドア・キャンプの夜を楽しむためにも寝袋(シュラフ)やキャンピングマットなどの寝具は、しっかりとこだわって選びたいですね。

寝袋(シュラフ)にも種類があり、それぞれに違いがあり、特徴があります。どんな種類があってどのように選べば良いのか。使用頻度、キャンプする場所や季節など、それぞれの状況に合ったおすすめの寝袋(シュラフ)があります。

ここでは寝袋(シュラフ)の種類と選びかた、それぞれの特徴やメンテナンスに関することなど、そしてより効果的な使い方や使い所をご紹介していきます。

たくさん遊んだ日中の疲れを癒すためにも、キャンプの夜に快適な睡眠は必要ですね。また普段とは違うアウトドアならではの夜を満喫できるように、あなたにピッタリのお気に入りの寝袋(シュラフ)を選びましょう。
目次

寝袋(シュラフ)の種類と特徴

寝袋(シュラフ)の種類は一般的に「封筒型(レクタングラー型)」「マミー型(人形型)」があり、少し変わったタイプとして「エッグ型」の3タイプがあります。
*エッグ型寝袋(シュラフ)は、キャプテンスタッグのオリジナルモデルになります。

封筒型(レクタングラー型)の寝袋(シュラフ)

封筒型(レクタングラー型)の寝袋(シュラフ)
参考 – UB-30 キャンプアウト 洗えるクッションシュラフ(オールドイエロー×オリーブ)
封筒型(レクタングラー型)の寝袋(シュラフ)は文字通り長方形をした上から下までの幅が同じタイプの寝袋(シュラフ)です。

ゆったりとしているので布団に近い使い心地で寝返りもうてますが、体への密着性がない分だけマミー型と比べると保温性が落ちます。逆にファスナーで開閉もできるので、暑い時は足元を開いて温度調節することが可能です。

また同じモデルの寝袋(シュラフ)なら2つ繋げることができるので、ダブルサイズの寝袋(シュラフ)として使用可能です。完全に開けば掛け布団的に使用することもできます。子供を連れた家族キャンプなどの時におすすめのタイプです。

使用範囲の広いタイプですが、マミー型と比較すると重くなりやすく、収納時に嵩張りやすいこともあるので、オートキャンプやキャンプ場まで車で運べるというような時に便利です。

マミー型(人形型)の寝袋(シュラフ)

マミー型(人形型)の寝袋(シュラフ)
参考 – M-3438 アクティブ シュラフ(寝袋)600(グリーン)
マミーとはミイラを意味するMummy(マミー)に由来しています。体の形に合わせた形状をしていて、この寝袋に入って寝ている姿がミイラに似ていることからマミー型寝袋(シュラフ)と呼ばれるようになりました。

体への密着性が高く無駄な隙間が少ないため体温を逃がしにくいので、封筒型(レクタングラー型)に比べ保温性が高いのが特徴です。寒い時期や標高の高い山への登山、とても寒がりといった方におすすめのタイプです。

ただし密着性が高いため身動きが取れなくなるので、慣れるまでは寝苦しさを感じることもあるかもしれません。

マミー型の寝袋(シュラフ)は封筒型(レクタングラー型)に比べると軽いタイプが多く、収納時にもコンパクトに畳めるのが特徴です。

また一人用に作られているので、ツーリングやソロキャンプのように一人で運ぶ荷物が多い時、登山など他の荷物と一緒に歩いて移動することが多いキャンプでは、「マミー型の寝袋(シュラフ)」が便利なのでお勧めです。

エッグ型(卵型)の寝袋(シュラフ)

エッグ型(卵型)の寝袋(シュラフ)
参考 – UB-21 エッグシュラフGH
エッグ型シュラフは封筒型(レクタングラー型)とマミー型寝袋の良いところ取りをしたハイブリッド型の寝袋(シュラフ)です。

寝袋(シュラフ)の形をエッグ(卵)型にすることで、封筒型(レクタングラー型)の寝心地の良さにマミー型の保温力がプラスされました。

頭部と足元を絞り保温力を上げ、フードのサイズ調整で温かさをキープします。胴部分はワイドでゆったりとしたデザインなので、寝心地も快適です。

マミー型の寝袋(シュラフ)同様、一人用で収納もコンパクトにできるので、ツーリングやソロキャンプでゆったりと休息を取るのにぴったりです。

*このエッグ型シュラフは、キャプテンスタッグのオリジナルデザインです。

*現在エッグ型(卵型)寝袋(シュラフ)は生産を終了しております。(2024年1月時点)

インナーシュラフ

インナーシュラフ
参考 – UB-2 フリースクッションシュラフ75×190cm
インナーシュラフとは、その言葉通り寝袋(シュラフ)の中に入れて使用するシュラフのことです。

インナーシュラフを使用するメリットは大きく2つあります。

季節ごとの温度調整として使い分けができる

寝袋(シュラフ)の中にもう1枚重ねる形になりますので、寒い季節のキャンプでは保温性を高めてくれますね。
逆に夏場のキャンプでは一般の寝袋(シュラフ)だと暑すぎることが多々あります。そんな時は生地の薄いインナーシュラフを1枚でブランケット代わりに使うと良いでしょう。
もちろん就寝時以外のブランケットとしても活躍してくれます。

肌触りを良くして快適性を高める

ダウンタイプの寝袋(シュラフ)だとゴワゴワした感じがして寝苦しく感じる方もいるかもしれません。インナーシュラフは薄手の作りなのでゴワつきが無く、肌触りが良くなりますのでゴワつきなどが気になる方にはおすすめです。
インナーシュラフの素材はポリエステル、フリース、コットンやシルクのものなどもあり、素材面から選ぶのも良いでしょう。

インナーシュラフを寝袋(シュラフ)の中に入れて使用する場合、メーカーの統一などを気にする必要はありませんが、形状は同じタイプのものがおすすめです。
マミー型やエッグ型などと合わせて使用する場合は、内側で余ってしまう部分をうまく入れておかないと、足元がゴワゴワしてしまいます。おすすめは封筒型(レクタングラー型)同士で合わせるのが良いでしょう。
寝袋(シュラフ)の種類と選び方 夜のイメージ

豆知識 寝袋とシュラフの違い?

キャンプで使用することの多い「携帯用寝具」のことを寝袋と言います。コンパクトに折りたためるので防災グッズとしても重宝されています。ところで「寝袋」と言ったり「シュラフ」と言ったり、聞いたりすることがあると思いますが、その違いをご存知でしょうか?

寝袋は英語では「Sleeping Bag(スリーピングバッグ)」です。

ではシュラフとは?

ドイツ語の「シュラフザック(Schlafsack)」から来ているんですね。シュラフザック(Schlafsack)、略して「シュラフ」です。

つまり「寝袋=シュラフ=スリーピングバッグ」と言うことです。

なんとなくシュラフと言った方が経験者っぽいかもしれませんね。

寝袋(シュラフ)選び方のポイント

寝袋(シュラフ)は、どんなキャンプスタイルなのか、季節や場所などの使用環境、素材やメンテナンス性、収納性などを考えて選びましょう。

ここでは寝袋(シュラフ)の特徴を、どんな視点から考えて選んでいくのかご紹介していきます。

持ち運び・収納性を考えよう

家族キャンプやオートキャンプには封筒型(レクタングラー型)の寝袋

家族キャンプやオートキャンプには封筒型(レクタングラー型)の寝袋
お子様連れの家族キャンプや、車での移動が多い方には封筒型(レクタングラー型)の寝袋(シュラフ)がお勧めです。

封筒型(レクタングラー型)の寝袋(シュラフ)はマミー型に比べると大きくなりますが、車での移動ならそれほど気にならないでしょう。

同じモデルなら2つ繋げてダブルとして使えるので、お子様を真ん中に川の字で寝ることも可能です。また広げて掛け布団のようにしたり、ファスナーを開けて温度調節ができたりと便利な点も多いです。

ツーリングや登山、ソロキャンプにはマミー型の寝袋

ツーリングや登山、ソロキャンプにはマミー型の寝袋
バイクや徒歩など荷物をたくさん運べない時、できるだけ荷物を少なく小さくしておきたい時にはマミー型の寝袋(シュラフ)がお勧めです。

マミー型の寝袋(シュラフ)はコンパクトに収納できて軽いものが多く、また一人用ですのでツーリングや登山にはピッタリですね。

また寝袋(シュラフ)の収納性には中綿の重量が関係してきます。中綿が多ければその分重くなり収納性が下がりますが、中綿の表面積が増えるため保温性が高くなりますので、合わせて考えてみると良いでしょう。

大きさを考えよう

封筒型(レクタングラー型)の寝袋(シュラフ)は主に「シングルサイズ」「ダブルサイズ」、特殊なサイズでは「キングサイズ」などがあります。
寝袋(シュラフ)のサイズ
参考 – 寝袋(シュラフ)のサイズの比較
封筒型(レクタングラー型)の特徴の1つに、同じモデルならシングルを2つ繋げてダブルサイズとして使用できるという事がありますので、シングルサイズを中心に揃えていくと使いやすいでしょう。

お子様が小さいうちは繋げてダブルサイズに、大きくなればシングルをそれぞれが使うということが可能です。

繋げてダブルサイズとして使える(連結方法)

寝袋(シュラフ) - 繋げてダブルサイズとして使える(連結方法)
同タイプの寝袋(シュラフ)を2枚使用します。
  1. L型ファスナーのスライダー(2個)を足元方向に開いて全開にし、2個のスライダーを同時に外します。
  2. 寝袋(シュラフ)2枚の裏地を向かい合わせて重ねます。
  3. 向かい合ったファスナー同士のスライダーをセットして、肩口方向に開いて連結してください。

ダブルサイズの寝袋(シュラフ)の大きさの目安

ダブルサイズの寝袋(シュラフ)の大きさの目安
大人2人・子供1人で使用できるゆったりサイズです。

お子様を中心に川の字になって眠れるので、ご家族で使用する時にピッタリですね。

マミー型や人型の寝袋(シュラフ)は1人用

マミー型や人型は一人用に作られていますので「大人用」と「子供用」があります。

大人用であればほとんどの人は問題なく使用できるでしょう。

子供用はお子様が大きくなると使えなくなってしまうので、どのくらいの頻度でキャンプをするのか、どんなキャンプをすることが多いのか、ということも一緒に考えながら選びましょう。
マミー型や人型の寝袋(シュラフ)は1人用
参考 – 寝袋(シュラフ) – 大人用と子供用のサイズ比較

寝袋(シュラフ)をコンパクトにたたむコツ

寝袋(シュラフ)は使用時の大きさから考えると、かなり小さくコンパクトにたたむことができるアウトドアギアです。大人が1人楽に入れて、しかもフワッと空気が入っているようになるため、一度広げるとそれなりの大きさに感じますよね。

この寝袋(シュラフ)をなるべく小さく、コンパクトにたたむコツをご紹介します。

ポイントはたった2点です。
  • 丁寧にたたみ、まっすぐ巻いていくこと
  • 最初にしっかり空気を抜きながら固く巻いていくこと
この2点を気にしながら巻いていくと、すんなりと収納バッグにしまうことができます。

ちなみにキャプテンスタッグのおすすめ寝袋(シュラフ)の1つ「M-3472 スーパーコンパクトシュラフ(寝袋)200」は、収納バッグに入れた後、もう一段階絞り込めるのでさらにコンパクトに収納することが可能です。
寝袋(シュラフ)をコンパクトにたたむコツ
参考 – M-3472 スーパーコンパクトシュラフ(寝袋)200

寝心地、肌ざわりを考えよう

キャンプの夜、快適に眠るためには保温性と合わせて寝袋(シュラフ)の「肌ざわり」も大切になります。

寝袋(シュラフ)は表面はナイロン製ですが、裏地にはナイロン製のものと綿(コットン)製のものがあります。

マミー型は表裏共にナイロン製のもが多く、封筒型(レクタングラー型)は裏地に綿(コットン)を使用し肌ざわりを良くしているものもありますので、機会があればお店に行って比べてみると良いでしょう。

またインナーに取り外しのできる「フリースブランケット」などを装備しているタイプは使い勝手も良いでしょう。

裏地がナイロンだと顔のところでシャカシャカ音がするので、気になる方もいるかもしれませんね。
寝袋(シュラフ)- 寝心地、肌ざわりを考えよう
参考 – 寝袋(シュラフ)の裏地の違い

使用する季節や場所を考えよう

寝袋(シュラフ)の重要な役割は、キャンプでの就寝時に体温を逃がさない保温性です。

これは寝袋(シュラフ)を選ぶ時のポイントでもあります。いつ・どこでキャンプをするのか、そこの気温はどうなのかという情報は、キャンプの時には常に確認するようにしておきましょう。
寝袋(シュラフ)使用温度目安
寝袋(シュラフ)には「使用温度目安」が記載されています。

一般的には「記載温度+5℃程度」を目安に考えると良いと言われていますね。例えば「使用温度目安 10℃」と記載されていれば、15℃前後のところで使用すると良いといった意味合いです。

また季節別に「夏用」「冬用」「3シーズン用」といった種類もありますので参考にしてみましょう。
保温性については中綿の重量も関係してきます。中綿が少なければ軽くなりますが、少ない分だけ薄くなるため保温性が下がります。中綿が多ければ保温性が高くなりますが、その分重くなりますね。

使用状況をいろいろと想定し、一番使い易いバランスを考えてみましょう。

とはいえ、一般的に国内のキャンプ場でファミリーキャンプを中心に楽しもうとお考えの場合は、「3シーズンタイプの寝袋(シュラフ)」を選ぶのが良いでしょう。

一般にキャンプ場であれば、真夏の場合、寝袋(シュラフ)があれば大体は大丈夫と言えるでしょう。
ただし高原や山の中などは天候が変わりやすく、日中と夜間の気温差が激しく、特に夜は冷え込むこともありますので、防寒用の服などを準備しておけば安心して過ごせるでしょう。

春秋や冬のキャンプは防寒対策が本当に重要になります。寝袋(シュラフ)とマットはもちろんですが、夏のキャンプ以上の防寒対策をしておくように心がけましょう。
下記の「Point: 寝袋(シュラフ)の中では何を着て眠る?」も参考にしてみてください。

3シーズン用の寝袋(シュラフ)に防寒対策をしっかりとしておけば、オールシーズン使えるケースが多いと思います。
寝袋(シュラフ)温度調節
参考 – 寝袋(シュラフ)の温度調節
ファスナーが上下から開閉できるタイプの封筒型(レクタングラー型)寝袋(シュラフ)は、少し暑い時などに足元のファスナーを開ければ温度調節が可能です。
寝袋(シュラフ)温度調節
参考 – UB-7 洗えるシュラフ(寝袋)2000(ダブルサイズ)
完全に広がるタイプ、分離できるタイプの封筒型(レクタングラー型)寝袋(シュラフ)は、掛け布団としても使用できるので、寒い季節には複数用意するという方法もあります。
キャンプというと、中には冬の雪山や、極端な話では南極や北極など極寒の地を想像される方もいるかもしれませんが、その場合はファミリーキャンプやアウトドアレジャーとは全く意味が違ってきますね。

心してかかりましょう。
冬キャンプでの寝袋(シュラフ)

Point: 寝袋(シュラフ)の中では何を着て眠る?

テント・キャンプベッド・キャンプマット・寝袋(シュラフ)と準備はバッチリ、キャンプでもぐっすり眠れると思うでしょう。

そんな時に、案外忘れがちなのが寝袋(シュラフ)で寝る時の服装です。

日中や夜間に活動している時の防寒着をそのまま(例えばダウンジャケットなど)着ることもあるかもしれませんが、あまり寝心地の良いイメージはないですね。

かといって自宅で寝る時の格好というのもお勧めできません。

可能であれば、フリースやトレーナーなど軽くて暖かいものを準備しておくことをお勧めします。暑ければ脱げますので。夏のキャンプでも夜は結構冷えることがありますので最低限の防寒対策はしておきましょう。寒い季節用にダウンジャケットなどをお考えの方は、インナー用のライトダウンなどを準備すると良いでしょう。

また特に忘れがちなのが下半身です。ジーンズを履いたままでOKという方もいると思いますが、慣れていないと寝苦しいものです。

できればスウェットパンツやジャージなどのやらかいもの、合わせて靴下も準備できると良いですね。また足元が冷えてしまうとなかなか眠れなくなりますので厚手の靴下などもあると良いでしょう。

家の中とは違うということは、しっかりと理解しておきましょう

中綿の種類を考えよう

寝袋(シュラフ)の中綿は主に「化繊」と「ダウン」の2種類があります。

ダウンは軽くて寝心地も良いですが、価格が高くなりやすく保管も難しくなります。うっかりするとすぐにカビが生えてしまいますので注意が必要です。

化繊は保温性が高く、耐久性も高い上にお手頃な価格の多いので、一般的に家族キャンプなどで使う方には、「化繊の寝袋(シュラフ)」がおすすめです。

化繊にもさらに「ホローファイバー」「マイクロファイバー」「ウルトラファインファイバー」といった種類があります。

ホローファイバー

主に繊維内部がマカロニ状の中空部を持っている化繊です。繊維内部が中空になっているので軽量で乾きやすい特性があります。

マイクロファイバー

極細のポリエステル繊維で、従来のホローファイバーより高い保温性と蒸散効果を兼ね備えた柔らかく暖かい中綿素材です。中綿重量が抑えられるので、コンパクトに収納が可能です。コンプレッションバッグでより小さく収納可能になります。

ウルトラファインファイバー

速乾性が高いので丸洗いもOKです。大型洗濯機で洗濯ができ清潔に保管できます。マルチレイヤー構造により耐久性を高め、繰り返しの洗濯にも強くなりました。
寝袋(シュラフ)中綿の種類
参考 – 化繊のイメージ
寝袋(シュラフ)中綿の種類
参考 – 中綿の断面

メンテナンスについて考えよう

寝袋(シュラフ)のメンテナンスは「洗う」と「乾かす」がポイントになります。

頻繁に洗濯するものではありませんが、何回が使用すれば汗を吸ったり汚れたりしますので、長く使わない時期にはしっかりと洗っておきたいものですね。

「洗う」という意味ではどんな寝袋(シュラフ)でも洗うことは可能です。注意しなければいけないのは洗濯機で丸洗いができるかどうかです。
寝袋(シュラフ)のメンテナンス
参考 – 寝袋(シュラフ)丸洗いOKの表示
「丸洗いOK」と記載があるものは洗濯機でも大丈夫ですが、それ以外のものは手洗いするようにしましょう。

洗って乾かすというメンテナンス性を重視する方は、中綿にウルトラファインファイバーを使用した「丸洗いOK」のタイプがおすすめです。

「丸洗いOK」ではないタイプの寝袋(シュラフ)を洗う場合は、十分な大きさの容器(お風呂を利用するのが一番良いかもしれません)に温めの水を溜め、ゆっくりと手洗いしましょう。洗剤を使う場合はすすぎのこともよく考えて洗いましょう。
洗うときには洗剤の使用やすすぎについても注意が必要です。取扱説明書などをよく読んでから洗うようにしましょう。無理に洗濯機で洗ってしまうと中綿が寄ってしまったりするので気をつけましょう。

ただし寝袋(シュラフ)は簡単に乾くものではありません。

乾かす時の注意点として「直射日光」は避けましょう。生地や中綿を痛める原因になります。

風通しが良く雨が当たらない場所にしっかりと広げて干しましょう。物干し竿を2本使って渡すようにすると良いでしょう。

生乾きのまま収納すると「生地の劣化」「カビの発生」「ダニの繁殖」などの原因になります。また「臭いの発生源」にもなりますので、洗濯後はしっかりと乾かしてから収納してください。

寝袋(シュラフ)によっては、裏地のコットンシーツ部分だけを取り外せるタイプもあります。
寝袋(シュラフ)のメンテナンス
参考 – 寝袋(シュラフ) – 裏地が取り外せるタイプ
裏地だけ取り外して洗濯できるので、丸洗いするよりも乾きやすく清潔に保つことができます。また裏地がコットンだと肌さわりも良いので寝心地が良くなるお勧めしたい寝袋(シュラフ)のタイプです。

中綿の偏りには注意しましょう

寝袋(シュラフ)は長く使用したり、むやみに洗濯機で洗ったりすると、中綿が偏ってしまうことがあります。洗濯や乾かしている時などは、特に注意が必要です。

寝袋(シュラフ)にキルティング加工されているものが多いのは、中綿の偏りを防止する効果もあるんですね。特に「丸洗いOK」のタイプのものは、中綿の偏り防止にも工夫がされています。

寝袋(シュラフ)の使い方・使いどころを考えてみる

寝袋(シュラフ)の使い方と言っても、寝具なので基本は寝る時に使用するものです。

ここでは寝袋(シュラフ)に入りただ横になって寝るというだけではなく、より快適なキャンプを楽しむための工夫や、キャンプ以外でも重宝される寝袋(シュラフ)の使いどころをいくつかご紹介します。

テントの中ではマットと一緒に使いましょう

テントの中は風を防ぐので以外と暖かいものです。テント内で寝袋があれば保温性はそれなりに確保できるでしょう。

しかしテントと寝袋だけでは防げないのが「地面の冷たさ」と「地面のゴツゴツとした形状」です。

特に地面のゴツゴツ感はどんなに平らと思える場所にテントを張っても防げないものです。また地面の冷たさも長い時間横になっていると、かなり厳しいと感じることでしょう。これではとても寝苦しく感じ、快適なキャンプを楽しめなくなってしまいます。

そこでお勧めしたいのがテント内に敷くマットです。

マットには、厚みのあるクッション性の高いキャンプマットや空気で膨らませるインフレータブルマット(インフレーティングマット)などがあります。コンパクトに畳めて収納性も良いので寝袋と一緒に必ずマットも準備しておきましょう。
インフレータブルマット(インフレーティングマット)
参考 – UB-3006 インフレーティングマット(ダブル)
厚さ3.5cmのウレタンフォームで快適な寝心地です。
バルブを開けるだけで自動的に空気が入りマットが膨らみます。

車中泊にもあると嬉しい

車でお出かけすることが多い方の中には、車内でそのまま眠り一晩過ごす車中泊を経験されたこともあると思います。お世辞にも寝心地が良いとは言えませんね。

ワンボックスカーやミニバンなどは後部座席がフルフラット(平)になる車種もあります。とはいえ季節によっては車内でも案外と冷えるものです。
寝袋(シュラフ)車中泊
そんな時に寝袋(シュラフ)があると安心ですね。

ブランケットなどを用意するよりも、普段はコンパクトに収納できるので車中泊にもお勧めです。

くれぐれもエンジンをかけっぱなしにしないよう注意してください。

防災グッズの1つとして備えておこう

寝袋(シュラフ)防災グッズ
普段はキャンプなどしないという方も「防災グッズ」の1つとして準備されてはいかがでしょうか。

非常時の備えである防災グッズとしての寝袋(シュラフ)は、保温性が高くコンパクトに収納できるタイプが良いでしょう。

アウトドアグッズは、防災グッズとしても重宝されるものがたくさんあります。

寝袋(シュラフ)・LEDライト・ガス用品など、ご家庭の防災グッズとして、ぜひ一度見直してみてください。

急な来客用の備えとしても実は助かる

普段使わない布団は、ご家庭での収納において結構厄介なものですね。来るか来ないかわからない急な来客に備えて、寝具をいくつも用意しておくというのも大変です。

そこでコンパクトに収納できる寝袋(シュラフ)がお勧めです。

特に封筒型(レクタングラー型)は掛け布団としても使えるのでマットと合わせて持っておけば、突然の来客でも慌てずにすみますね。普段の収納でも、家庭用の布団と比べて邪魔にならないので便利です。
寝袋(シュラフ)来客用
参考 – UB-26 モンテ 洗えるクッションシュラフ(グレー)
【使用サイズ(約)】
シュラフ使用時:80×長さ190cm
クッション使用時:43×43×厚み18cm

豆知識 シュラフカバーは何のために使う?

シュラフカバーを使用する理由の一つに寝袋(シュラフ)を結露から守るためということがあります。テント内で人が寝ている以上、結露は発生するものです。
結露の主な原因は下記のものです。
  • テント内と外の温度差
  • 人の呼吸や汗
キャプテンスタッグの寝袋(シュラフ)は、表面に撥水加工が施されているので、シュラフカバーが無くても結露対策はOKです。
寝袋(シュラフ)カバー 結露対策
もう一つの理由は、保温性を上げるためというものです。保温性についてはマットや防寒着などをしっかり準備することで十分対策できますね。

しっかりと準備ができていれば、シュラフカバーを特に準備する必要性はないでしょう。

ただし真冬の雪山などでのキャンプをお考えの方にはまた別の話ですので、心してかかりましょう。

寝袋(シュラフ)を選んでみよう

キャプテンスタッグの寝袋(シュラフ)を「種類(タイプ)別」「シリーズ別」にご紹介します。

これまでにご紹介した「選び方」や「使い方」を参考にして、皆さんのキャンプスタイルにぴったりの寝袋(シュラフ)を選んでみましょう。

封筒型(レクタングラー型)寝袋(シュラフ)を選ぶ

マミー型(人形型)寝袋(シュラフ)を選ぶ

エッグ型(卵型)寝袋(シュラフ)を選ぶ

インナーシュラフを選ぶ

使用温度別 – 寝袋(シュラフ)

おすすめ情報

キャプテンスタッグ公式オンラインストア
アウトドア用品総合ブランド – キャプテンスタッグ公式オンラインストアなら、キャンプやバーベキューなどのアウトドアレジャーに必要なアウトドアギアが豊富にラインナップされています。
初心者の方をはじめ、ソロキャンパー、家族キャンプに行ってみようと思っている方からベテランキャンパーの方々まで。皆様にぴったりのアウトドアギアがきっと見つかります。

キャプテンスタッグ公式オンラインストア
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